放射線科では、オープンMRI、マルチスライスCT、骨密度測定装置、一般撮影装置(CR)、X線TV装置を設置しております。


オープンMRI装置
従来のトンネル型の装置では患者様に「狭所感」「圧迫感」「不安感」を与えて検査ができないということがありました。

オープンMRI装置はトンネル型とは違い開放的になっているので、患者さんは「よりリラックス」しながら安心して検査を受けることができます。

更にオープンMRIの特長は従来装置では
中心から外れてしまう関節(特に上肢)
を容易に撮影することができることです。

MRIはエックス線を使用しないので人体への被曝はなく、しかも薬品も使用しないで脳血管撮影ができるので、脳動脈瘤(クモ膜下出血の原因)、脳腫瘍、脳梗塞等の検査に効果的であり、その他に椎間板ヘルニア、脊髄・関節・筋肉疾患、内臓疾患等の検査でも今までにない画像が得られ、診断の可能性が大幅に広がります。


マルチスライスCT装置
最新鋭のマルチスライスCTは、16断面を一度に撮影しますので、検査時間が格段に短くなりました。

薄い厚さで撮影を行うため、より精度の高い診断が可能で、小さな異常な影でも鑑別することができます。

また、微小な病変でも診断でき、血管描出も出来ますので検診の段階で早期発見ができます。

また、最新技術でX線の被曝を最小限に抑えておりますので、患者様にとって大変優しい撮影が可能となりました。

◆検査部位をマルチプルにスライスしてスキャンすることで従来のX線撮影では隠れて見にくい心臓、肋骨等の陰に隠れていた病変も見つけられます。

―このような方は是非ご相談ください。―
・たばこを吸われる方
・ご家族の中で肺がんになった方がいらっしゃる方
・胸部X線検査で要精密検査といわれた方
・せき・痰・微熱などの胸部の症状が気になる方

◆単純CT撮影で肝、胆、膵、腎臓やその他、骨盤内の臓器などに腫瘍を認めた場合、造影剤という薬剤を使用することにより、良・悪性の判断をすることができます。

◆撮影時間が数十秒という特長を活かし、頭部外傷や急性腹症等の救急の患者様への対応を素早く行っております。


骨密度測定装置
骨粗鬆症性骨折のなかで、頻度の高いものの1つに胸椎・腰椎の椎体骨折があり、骨粗鬆症に伴う大腿骨近位部、橈骨遠位部、肋骨などの骨折は転倒を契機に起こるとされています。

また、骨粗鬆症骨折の中で大腿骨頸部骨折と、胸骨椎部椎体骨折から寝たきりになることが多いとされています。

現代の食生活の変化、無理なダイエットなどによる骨密度の減少もクローズアップされています。

そのような骨密度減少を早期に発見し、治療を行うための効果的な測定としてX線を用いた最も新しい骨密度測定装置を導入いしました。


一般撮影装置(CR)及びX線TV装置(DR)
従来のアナログ機器とは異なり、デジタル機器を使用することにより診断価値の高い画像を提供しております。